はじめに
当ブログにようこそ。このブログは僕が自分の子どもが大きくなったら教えたいことを書き留めています。
僕の子ども「なおくん」は今2才なので、20年後に教えたいことです。
けれども20年後に教えるには大きく2点の問題があります。
- A.僕が20年後も生きているか。
- B.20年後に今、重要だと思うことが相変わらず重要か。
問題点Aについてはテキストを記述し、PDFファイルで残すことにしました。このブログはそのPDFファイルの派生になります。派生ですが内容は同じです。
PDFは妻や家族に渡そうと思うので、なるべく立派に見えるようにしています。
問題点Bについてはブログとして現代に開き、様々な意見に晒して揉むことで普遍性を上げていくこととしました。
もしかすると、現代で成り立つ議題が20年後には全く成り立たないかもしれませんが、普遍性を上げれば骨子は伝わるのではないかと考えます。
自己紹介
僕は今、外資系IT企業で地図に関するソフトを自治体や公共分野を中心に販売する仕事に従事しています。狭い業界なので地図ソフトの高垣といえば僕が誰なのか分かった人もいると思いますので、その意味でもなるべく立派に書いていきます。ただし、このブログで述べることは個人の意見であり会社ならびに所属する団体のいかなる意見も代表しておりません。
僕は2011年7月に結婚し、その年の4月に名古屋商科大学大学院(NUCB)のMBA(経営学修士)コースに入学しました。2011年3月は東日本大震災があり日本社会も、個人的にも激動の年でした。僕は自分で言うのもなんですが、運がよく、多くの人に助けられて卒業まで頑張ることが出来ました。同じ年に入学した同期のうち半数は中退しましたので、とても運が良かったのだと思います。新婚でも土日を大学院に通うことを認めてくれた妻、当時の仕事先の社長や仲間、MBAで出会った先輩・同期・後輩、このテキストの原案にあたる社内勉強会に付き合ってくれた同僚に感謝し改めてお礼を申し上げます。
このブログはMBAで学んだことだけでなく、奈良大学社会学部で学んだ社会学、独学で続けていきたこと、政治の塾「咢堂塾」で学んだこと、何より仕事で学んだことがベースとなっています。第一には自分の子どもに将来役立ったらと思い書いていますが、同じぐらい現代に生きる他の人にもどこかで役にたったらとも思います。
「日本には全体最適の考え方が足りない」
さて、現時点では三章で一応の完結をする文章を構想しています。第一章は「会計と経営分析」、第二章は「経営戦略」、第三章は「全体最適と制約」です。どれも自分の子どもに教えたいことですが、一番の力点は第三章の「全体最適と制約」にあります。
これほど重要な考え方が、日本では(世界でも?)全くと言っていいほど教育を受ける機会がありません。その主な理由は3つあると考えています。
これら3つの問題点を回避するために「会計と経営分析」「経営戦略」を学ぶ構成になっています。
これほど重要な考え方が、日本では(世界でも?)全くと言っていいほど教育を受ける機会がありません。その主な理由は3つあると考えています。
- 全体最適化についての手法と思想を体系的に学んだ人が少なすぎること
- 「全体最適」または「全体」と「最適」について根本的な定義が難しいこと
- 全体最適化の手法の危険性を認識しきちんと扱える人が少ないこと
これら3つの問題点を回避するために「会計と経営分析」「経営戦略」を学ぶ構成になっています。
もちろん全体最適以外にも子どもに教えたいことはたくさんあります。人に親切にするように、大きな志を持つように。ただ、このブログではまず僕だから教えられることに集中したいと思います。
三章以後も記述することができるように頑張ります。
2016年7月9日 高垣 勲
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